田中憲一先生
田中憲一 (1926-1994)

1926年11月11日 熊本県御船町にて生まれる
24歳のときに、熊本日日新聞社主催の「熊日総合美術展」で県知事賞を受賞。以来、佳作を発表し続け、県内画壇はもとより九州画壇でも高い評価を得て来ました。

同時に25歳で「第20回独立展」に初出品以来、晩年の「第61回独立展」まで「独立美術協会展」に精力的に大作を出品し続け注目を集めて来ました。

田中憲一は、40余年間にわたって、時代状況を意識しながら存在の本質の追及に、全身で格闘して来た画家です。

また一方、御船中学校、名連川中学校、県立天草高校、熊本市立高校などで長年にわたり美術教師を勤め、退職後も熊大教育学部美術科の講師、県立美術館やRKK学苑で実技講座の講師を勤めるなど、その活動は多彩で多くの人々に芸術の豊かさや素晴らしさを説き、後進育成にも多大な功績を残しました。